トップページ > 鍵の用語辞典

多くの方が普段から鍵を使っていると思われますが、施錠・開錠以外の事にあまり関心を持った事がない方も多いかと思います。
鍵の世界はとても奥が深く、新しい犯罪や侵入手口に対し、様々な研究のもと次々と新しい鍵や技術が生み出されています。
ここでご紹介する鍵や防犯の知識は、きっとお客様のお役に立つでしょう。


合い鍵

同じ錠を開錠する事ができるように、複製した別の鍵の事です。
複製前のオリジナルの鍵の事を「純正キー」と呼びます。

イモビライザー

イモビライザーとは車やバイクの盗難防止装置の事です。
電子チップが埋め込まれたイモビライザーキーによって、正式な鍵以外で不正な操作を行うと自動的にエンジン回路が遮断され、動かす事が出来なくなります。

インテグラル錠

ドアノブにシリンダーを納めた鍵で、玉座とも呼ばれています。
円筒錠と似ておりますが、ラッチボルトとデッドボルトを別個に持つ構造です。
また、サムターン式のため不正開錠には耐性がありますが、破壊などの強引な手口には弱く、
ほとんどの場合、屋内用として使用されています。

インロック

インロックとはバイクのメットインや車の中に鍵を閉じ込めてしまった状態の事を言います。
車両関連のトラブルの中で比較的多いトラブルであるため、施錠の際は十分注意しましょう。

円筒錠

ドアノブの中にシリンダーを納めた鍵です。
簡単に取り付けられる反面、強い衝撃や強引にノブを回す行為などに弱い為、
屋外用にはあまり向かず、一般的に屋内用として使われています。

解錠と開錠

施錠された状態を解いて、錠を開けることです。
「解錠」は施錠された状態から、破壊する事無く錠を解いて開く事を言います。
対して「開錠」は破壊するしないに関わらず、扉を開ける事を言います。

鎌式デッドボルト

従来のデッドボルトとは異なる、鎌の形をしたデッドボルトです。
施錠の際に鎌が枠に引っかかるため、バールなどのこじ開けや破壊に非常に強いです。
鎌式デッドボルトを使用した補助錠による1ドア2ロックで、更に高い防犯性が期待出来ます。

ガラス破り

窓ガラスを破壊して侵入する方法で、数種類の手口があります。
現在最も多い侵入手口で、特に一戸建て住宅に多く、十分注意が必要となります。
「こじ破り」、「打ち破り」、「焼き破り」といったものがあります。

こじ開け

ドア枠をバールなどを用いて破壊し、侵入する手口です。
破壊に強い素材を使用した鍵への交換や、ガードプレートの取り付け、
面付け錠と呼ばれるタイプの補助錠の取り付けなどの対策が効果的です。

  

サムターン

室内側から錠の施錠・開錠を行う為のひねり金具の事です。
つまみ、しゅもく、サムターンひねり、ひねりなどとも呼ばれています。
扉を締めた状態でつまみを回す事で、デッドボルトが受け座の穴に入り、鍵を用いる事無く
施錠が出来るような仕組みとなっています。

サムターン回し

外から扉の内側にあるサムターンを回す事で解錠する不正な侵入手口です。
玄関扉の隙間やドアスコープを壊して開けた穴、あるいはドリル等で扉に穴を開けて、
特殊な工具を入れる事で内側のサムターンを回します。

サムラッチ錠

扉についているツマミで、ラッチボルトを操作して開け閉めをする装飾錠です。
サム(親指)でラッチを動かす事からサムラッチ錠と呼ばれています。
古くから主に一戸建てに使われていますが、現在では廃盤となっている物も多いです。

CP-C認定

ピッキングに強いシリンダー錠を公的に認定する制度です。
正式名称は「Crime Prevention Cylinder 認定」で、平成12年7月から始まりました。
ピッキングに対する性能のみを評価する制度である為、破壊耐性などは含まれていません。

純正キー

合い鍵などを複製する前のオリジナルの鍵の事を言います。
全ての部屋の錠を開ける事が可能な「マスターキー」とは、また別物です。

シリンダー

円筒や円柱の意味を持つ「シリンダー」は、鍵を差し込む筒の事です。
タンブラーと呼ばれる鍵を回す際に障害になる物が入っており、正しい鍵を使用した
時のみ全てのタンブラーが障害にならない位置に動き、鍵を回す事が可能となります。

ストライク(受座)

錠前から出てくるラッチボルトデッドボルトを受ける金具で、受座とも言います。
戸の枠側に取り付けられる部材で、設けられた穴に入り込むことで施錠されます。

     

デッドボルト

扉を施錠・開錠する際に動く閂(かんぬき)の事です。
鍵・サムターンの操作で動き、扉枠に取り付けたストライク(受け座)を通じて
施錠・開錠を行います。本締まりとも呼ばれています。

ディンプルキー

ピンシリンダー錠の機構をより高度にしたもので、非常にピッキングに強い鍵です。
キーの表面に深さや大きさの異なるくぼみがつけてあり、複製が非常に困難となっています。
構造上の原理はピンシリンダー錠と同様です。

ディスクシリンダー

ディスクタンブラーというタンブラーを使用したシリンダー錠です。
古いディスクシリンダーは構造上ピッキングに弱く、かつ普及率が圧倒的に多かった事もあり、
過去にピッキングのターゲットとなったため、十分注意が必要です。
ただしディスクシリンダーはピンシリンダーと違い、バンピングによる不正解錠は不可能です。

デジタル錠

遠隔操作やタッチパネル等による、電気的な施開錠が可能な鍵です。
利便性に優れ、多くの人の出入りがある会社や店舗などで使われる事も多い鍵です。
ただし、雨風などの影響を受ける屋外に設置する事は、実効対応年数が短くなるなど、
悪影響を及ぼす可能性もありますので、お勧めできません。

ドリリング

破壊開錠の一種で、ドリルなどを用いてシリンダーを破壊する侵入方法です。
ドリリングを防ぐ為には、シリンダーに焼き入れ部品や高硬度の部品を使ったシリンダーを
使った製品で防ぐ事が可能です。
また、補助錠を取り付けて1ドア2ロックにする事も非常に効果的な防犯対策となります。

内筒と外筒

鍵穴がついている内側の筒を「内筒」、外側の筒を「外筒」と呼びます。
シリンダーは外筒と内筒で構成されており、その間に障害となるタンブラーが入っています。
内筒を交換する事が可能な内筒交換錠という鍵もあります。

南京錠

西洋錠や巾着錠とも呼ばれている、箱形の錠です。
U字型のかんぬきで施錠・開錠を行う、持ち運びに優れた簡易な鍵です。
名前の由来は、外来の物や珍しい物が「南京」を冠して呼ばれていた事から。

ノブ

ドアを開閉するための取っ手の事です。
レバーハンドルとも言い、ノブを回す事でラッチボルトの出し入れが可能となります。
病院などでは、接触による感染を防ぐために、銅などの抗菌素材を使用される事もあります。

  

バイパス解錠

カム送りとも呼ばれている不正解錠の手口の1つです。
シリンダーを覆うカバーの隙間から特殊な工具を差し込み、内部にある「カム」と呼ばれる
部分に働きかけてデッドボルトを動かします。

破錠

鍵を破壊して開錠する方法の事をいいます。
ドリルやドライバー、ヤスリなどを用いた様々な手段があり、ほぼ開けられない事は
ありませんが、壊さずに開ける事が困難な場合や、緊急時に行われる事が多いです。

バンピング

バンプキーと呼ばれる特殊な鍵を使用した、不正解錠手段の1つです。
バンプキーの精度が高ければ特別な技術はほぼ必要なく、誰でも数秒~数十秒で
解錠する事が可能な非常に危険な方法です。

ピッキング

特殊な工具を鍵穴に差し込み、鍵を使わずに解錠する不正解錠の1種です。
速ければ数十秒~数分で開けられてしまう為、古い鍵を使用している方は注意が必要です。
レーキングと呼ばれるディスクシリンダーに対する手段もあります。

ピンシリンダー

ピン状のタンブラーを使用しているシリンダーの事を言います。
カギを差し込む事でそれぞれのピンが押し上げられ、正しい鍵を使用する事で、
上ピンと下ピンのシアーラインが揃い、鍵を回す事が可能となります。

ブランクキー

鍵山(ぎざぎざの部分)の無い鍵の事です。
合い鍵を作成する際にはこのブランクキーを使用して、お客様の持ってきた鍵と同様の物を
複製します。ブランクキーには何千種類とあり、その全てに型番が付いています。

  

マスターキー

異なったいくつもの鍵を開ける事が出来る大本となる鍵。親鍵とも言います。
ホテルや集合住宅・オフィスビルなど、主に多数の鍵を使用する建物で利用されます。
また、複製前の最初の鍵は純正キー・オリジナルキーであり、マスターキーではありません。

マグネットタンブラーシリンダー錠

タンブラーに磁石を使用したシリンダー錠です。
磁石の同じ極同士は反発し、違う極同士は引き合うという性質を利用しています。
また、キー自体にタンブラーを揃えるための磁石が埋め込んであります。

メカニカルキー

電気的要素の無いメカニカル構造の鍵です。
キーレス仕様かつ電気的要素のない鍵であったり、車などで使用する電子キーが
使えなくなった際、鍵を開ける為に取り付けられることがあります。

メットイン

バイク等においてヘルメットなどを収納するスペースの事。
このメットインの中にヘルメットを収納する際、一緒に鍵を入れてしまったまま
閉じてしまい、鍵を取り出せなくなってしまうケースも多いです。

面付け錠

扉を彫り込まずに、扉の表面に取り付ける錠の事です。
デッドボルトラッチボルトが扉の隙間から見えず、こじ開けが困難な鍵です。
防犯性に優れ、取り付けが容易なため、集合住宅などの玄関扉によく利用されています。

焼き破り

ガラス破りの1種で、最近になって話題になり始めた手口です。
バーナーやガスライターなどを使用して、局所的に加熱したのち、水をかけて急速に
冷やす事でガラスを割ります。短時間で静かに行われる手口なため、注意が必要となります。

ラッチボルト

ドアが風で開かないように仮締めする、三角形のボルトの事です。
バネによって常に突き出した状態になっており、扉を閉じると仮締りします。
ノブなどの操作でフロント面まで引き込まれて、仮締まりを解く仕組みとなっています。

リバーシブルキー

上下の向きをどちらにしても差し込める鍵の事です。
多くの扉の鍵は、上下正しい向きからでなければ鍵を入れる事は出来ませんが、
リバーシブルキーはどちらからでも差し込める上、複製が難しいため防犯性も高いです。

ロータリーディスクシリンダー錠

ロータリーディスクタンブラーを使用しているシリンダー錠です。
レーキングに弱い通常のディスクシリンダーに対し、非常に防犯性能が高い鍵です。
ディスクシリンダーのため、バンピングによる不正解錠も不可能です。

ワンドアツーロック

1つのドアに錠を2つ付ける事を言います。
シンプルな手段ではありますが、確かな効果を発揮します。鍵が2つ付いている事によって
解錠におよそ2倍以上時間が掛かる事や、ドアに複数の鍵が付いている事自体が侵入を
諦めさせる効果があります。勝手口など、玄関以外のドアにも注意しましょう。


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