鍵の防犯対策について
住まい・オフィスへの侵入はガラス破りやピッキングだけではあり
ません。バールやドリル・ドライバーを使用した鍵・扉の破壊など
の強引な侵入手段からも依然として犯罪被害は起こっています。ここではそんな被害から皆様を守る当社お勧めのシリンダー錠をご紹介いたします。
ピッキング開錠とは？
特殊な工具を使って、正式な鍵が差し込まれている状態を再現する事で開錠操作を行う方法です。作業中は鍵穴をいじるため十分不審ですが、数分間程度で開けられてしまいまた通常の開錠操作と同じ程度の音しかせず、犯罪の発見を遅らせてしまう危険な方法です。ピッキング対策を施された防犯性の高い鍵への交換補助錠の取付けがオススメの対策です。
ディンプルシリンダー
ピッキング対策には、複雑な構造で多量の鍵違い数を誇るディンプルシリンダーを取り付ける事がオススメです。
補助錠の取り付け
空き巣はドアの解錠に時間がかかってしまう事を極端に嫌うため、補助錠を取り付けて「１ドア２ロック」にする事はとても効果のある防犯対策です。
サムターン回しとは？
玄関扉のすき間やドアスコープを壊して特殊な工具等を入れ、扉の内側にあるサムターンを回して解錠する手口です。対策の施された鍵への交換や、防犯性の高い補助錠の取付けが基本的な対策です。サムターンカバーといったツマミの外周を保護する道具などはホームセンターなどでも販売しており 安価でオススメです。
サムターンカバー
比較的安価な購入が可能で、サムターン回しに対して確かな防犯効果を期待出来るため、サムターンカバーを取り付ける事を推奨します。
防犯アラーム
ほとんどの侵入者は少しでも人目を避けたいので、「音」や「光」を嫌います。大音量を発する防犯アラームを取り付けておくと良いでしょう。
バンピング開錠とは？
バンピングとは、バンプキーと呼ばれる鍵山が特殊な配列をした鍵を使い、不正解錠する方法です。ピッキングと違い、熟練した技術や特殊工具は必要なく、バンプキーの精度が良く、ちょっとしたコツさえつかんでしまえば、誰でも数秒から数十秒で解錠できる大変危険な方法です。対策の施された鍵への交換、防犯性の高い補助錠の取付け以外に対応策はありません。
バンピング対策キー
最新型のキーの多くはバンピングに対しても高い防犯効果を持っています。古い型の鍵をお使いの方は早めに交換しておく事をお勧めします。
鍵穴の無いキーレス錠
鍵穴自体が無いデジタル錠や機械式のメカニカルキーであればパンピングは不可能です。ただし予備の鍵穴が付いている物は、可能なので注意が必要になります。
カム送り開錠とは？
カム送り・バイパス開錠とは、シリンダーを覆うカバーの隙間から特殊な工具を差し込み、その中にある「カム」といわれる部分を動かし、デッドボルトを引き込み、解錠します。侵入の痕跡が残りにくく、犯罪被害の発見にまでに時間がかかります。防犯性の高い補助錠の設置や、対策を施された鍵への交換が必要です。
スペーサーリング
スペーサーリングはシリンダーの隙間を埋めて、解錠するための工具自体を差し込めなくする事が可能です。安価で購入可能なためオススメです。
補助錠の取り付け
カム送りに限らずピッキングやバンピングなど、ほぼ全ての不正解錠に効果を期待出来るため、補助錠による「１ドア２ロック」を推奨します。
破壊開錠とは？
バールでドア枠を破壊して侵入する方法、またはドリルやホールソーなどの道具で物理的に鍵を破壊してしまう荒々しい侵入方法です。破壊に強い素材を使用した鍵への交換や、ガードプレートを取り付けてかんぬき周りを破壊しにくくする、面付け錠と呼ばれるタイプの補助錠の取付けなどの対策が効果的です。
ガードプレート
高い強度を持つガードプレートをドアに取り付けておけば、こじ開けを防ぐ事が出来ます。ただしシリンダーにドリルで穴を開ける方法などもあるため、注意が必要です。
補助錠の取り付け
かんぬきの部分が鎌の形をしており、バールなどでドアをこじ開ける方法にとても強い設計です。また、シリンダーも高い破壊耐性を持っている物が多いです。
ガラス破りとは？
窓ガラスを破壊して侵入する方法で、一戸建て住宅では最も被害が多い侵入方法ですので、注意すべきです。クレセント付近を三角型に割る「こじ破り」、物を投げ込んだり道具を用いて叩き割る「打ち破り」、バーナーなどを使用して窓に小さな穴を開ける「焼き破り」があります。窓用の補助錠を取り付けたり、防犯フィルムを貼るなどして対策を取る事をお勧めします。
防犯フィルム
ガラスを貼り換えるよりも安価で装着する事が可能なため、オススメの防犯対策です。補助錠と一緒に取り付ける事でより高い効果を期待出来ます。
窓用の補助錠
鍵や暗証番号で開けるタイプの補助錠を窓に取り付ける事で、侵入までの時間を大幅に長引かせる事が出来るため、お勧めの防犯対策です。
